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 りんごについての疑問にお答えいたします。
 
Q1 りんごはどのようにしてつくられますか?
Q2 りんごに効能はありますか?
Q3 りんごの良い保存方法を教えてください。
   
Q1. りんごはどのようにしてつくられますか?
A. 以下が収穫までの主な流れです。
 
1.剪定 2〜3月に余分な枝を切ります。
2.肥料散布 4〜6月にかけて2〜3回ほど実施します。
3.薬剤散布 消雪後若芽の出る前から開始し、年10回ほど散布します。最近は散布回数を減少させる傾向にありますが、それでも半分が限界といわれ、りんごの無農薬栽培は現時点不可能といえます。
4.開花 5月に咲き、人工交配を行います。色々な方法がありますが、一番確実な方法は人の手で行う方法です。
5.摘果 ある程度育ったの実の中から基本的には中心の実を残しますが、中心の実の生育が良くなければ、他の生育の良いものを残すようにします。
6.袋掛け 病害虫の防除と色付を良くするため、実に袋を掛けます。最近は袋を掛けないで、日光を十分吸収させたりんごを「サンりんご」として生産するものもありますが、その場合味は良くなる傾向にある反面、皮が硬くなり日持ちが悪くなる傾向も見られます。
7.袋はぎ

早生種は8月中、晩生種は9〜10月に袋をはぎ、日焼け止めの為、カヤを数日間かけます。

8.葉とり・玉まわし  日光が十分に全体に当たるように、余分な葉を取り、色がつき始めますと玉をまわして(軸を中心にりんごを回転させます)、色着の悪いところをお日様に向けます。また下に日光反射シートを敷いて、りんごの下側にも色をつけます。
9.暴風シート設置 風によるりんごの落下を防ぐ為に張ります。しかし風速17mくらいが限界なので、大きな台風では被害が出てしまいます。
10.収穫 種類によっても異なりますが、8月〜11月に販売の時期や天候をみながら、適宜に収穫します。
   
Q2. りんごに効能はありますか?
A. 以下に一般にいわれているものをご紹介します。
 
1.整腸効果 りんごの果汁を飲むと、りんごの有機酸が胃液の分泌を盛んにして消化も良くしてくれます。
2.ダイエット効果  食前に一個のりんごを食べると満腹感もあり、りんごの食物繊維は便通にも効果的です。また、りんごに含まれる成分には余分な脂肪を吸収させない働きがあるためダイエット効果が期待できます。
3.CLを低下させる  りんごに含まれるペクチンはコレステロールが血管の壁にたまるのを防いでくれます。また、胆汁酸に含まれているコレステロールを体外に排出する働きもあります。
4.血圧を下げる りんごに多く含まれるカリウムが塩分を尿と一緒に出して血圧を下げてくれます。
5.疲労を回復する  疲労物質乳酸をりんごのビタミンB1有機酸が分解して疲れを取ってくれます。
   
Q3. りんごの良い保存方法を教えてください。
A. りんごは条件さえ整えれば数ヶ月単位でも保存可能な果物です。鮮度を落とさない保存のポイントは温度管理(低温保存)とりんご自身が出すガス(熟成を早める働きがある)の除去です。温度管理については冷蔵庫での保存が最良ですが、ガスに関する対策は活性炭などガスを吸収する働きのあるものと一緒に保存します。その際ビニール袋などに両者を入れるとより効果的です。
   
 

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